e-sports event news japan

9/13-14に川崎でeスポーツ学会とeスポーツ学生選手権が開催されました。sugijunは14日だけしかいけませんでしたが、そのようすをご覧ください。

本日のeスポーツ学会は研究発表会。最初の登壇は餅Aさん。格闘ゲーマーであり元WCG日本代表でもあり、最近はTGNなどゲームイベントの世話役としても活躍してます。



発表内容は「日本を代表するＥスポーツプレイヤーが語る国内外のEスポーツ事情」。彼の人脈が活きています。

日本の格闘ゲーマーは、月に1度の割合で誰かが海外に招待されているそうです。すげーな。なかでもあの梅原氏は月イチペースで遠征だとか。RTSではnemuke選手の1分あたりのコマンド入力数が韓国プロゲーマーと変わらないとのこと。コマンド数が同じで勝てないとなれば、理由は戦略ミス、ということで、nemuke氏は対戦するとノートに5ページほど書きまくるそうです。

これらのエピソードは面白かった。もっと長くやってもいいね。できれば本人たちに登壇してもらってパネルディスカッションとか。


続いてＥスポーツクリエイターの犬飼さん。Ｅスポーツプロデューサーの仕事は一段落して、現在はＥスポーツグラウンドという新スポーツを開発中。動画を交えて紹介していました。面白そう。リアルスポーツ界や大学からの関心も高く、開発に講演にと忙しそうです。ベンチャーキャピタルから出資の引き合いもあるそうです。うまくいくといいですね。



昼からはeスポーツ学会事務局長の筧氏。eスポーツの紹介など、学会設立で関心を持ってくれた人へのレクチャーでした。FIFA関連の動画が面白かったな。

次はTGNの宮尾さんが登壇したんですけど、同じ時間にeスポーツ学生選手権のサドンアタックの大会が始まったのでそちらを見物(宮尾さんゴメン)。


選手と観客で50人くらいでしょうか。学会は10人くらいだったこともあり、こちらは盛り上がって見えた(笑)。大スクリーン、実況あり、メイン司会は美人。まるでメーカー開催の大会みたいです。お忍びで視察に来たサドンアタック公認インストラクターのKeNNyさんも「いい会場だなあ」と褒めてました。

当初は主催の専修大学だけでしたが、その後、東海大学、千葉工業大学、日本工業大学、デジタルハリウッド大学、都立桜町高等学校も参戦し、学生リーグらしくなってきました。

最後まで見届けたかったけど、筆者は仕事の都合でここまで。学生リーグが順調な滑り出しを見せてくれて良かったです。これからもみんなで力を合わせて頑張ってください。良い青春を！

専修大学の学生有志が発起人となって発足したＥスポーツ学生連盟が、9月13日と14日に「ｅスポーツ学生選手権」を開催します。川崎市ほか企業各社の後援を受けています。会場は川崎市産業振興会館１階ホール(JR川崎駅最寄り)。種目は13日がFIFA10（サッカーゲーム）、14日がぷよぷよ（落ち物パズルゲーム）とサドンアタック（FPSゲーム）。

eスポーツ学生連盟　eスポーツ学生選手権

なお、当日は同所にて日本ｅスポーツ学会の総会・シンポジウムも開催されます。
日本ｅスポーツ学会　日本ｅスポーツ学会研究発表、総会及び・シンポジウム「ｅスポーツフォーラム」開催

京都市の立命館大学映像学部ゲーム研究会は20日、衣笠キャンパスにてeスポーツイベントを開催します。

日時　２００９年１２月２０日（日）
場所　立命館大学衣笠キャンパス充光館３０１号室
種目　「FIFA09 WORLD CLASS SOCCER」
　　　「ぷよぷよフィーバー２」
協賛　アディダスジャパン
後援　日本eスポーツ学会

当日は9:00-11:30に予選、12:30-13:30に講演、13:50-16:40に本戦です。講演はEスポーツ学会発起人で株式会社電通プロモーション・クリエーティブ部スーパーバイザーの筧誠一郎氏です。

立命館大学映像学部ゲーム研究会


関西の大学では初めてのカレッジ大会です。９月の早稲田大学のイベントに触発されたとか。いいですね。そういう感性の伝達はとても大事。成功を祈ります。

22日、日本Ｅスポーツ学会が設立総会を開催し正式に発足しました。

詳細はnegitaku.orgが報じています。近日中に公式サイトが公開されるとのことで、そこにはさらに詳しい紹介がなされることでしょう。学術研究分野が立ち上がったことで、大学関係者の認知度が高まります。

直接的な効果としては、カレッジリーグを作りやすくなりました。研究の一環として試合が開催できるからです。大学の施設や会場も使いやすくなります。事実、今までに早稲田大学などで開催された協議会はこの学会の世話人が関与しています。

長期的には、世界的にＥスポーツが定着していく中で、日本が世界と戦うとき、そのバックボーンとして、日本の各分野の優れた技術やノウハウが、日本選手団を後押しする形になります。Ｅスポーツに適した食事はなにか、とか、最適なトレーニング方法はなにか、とか、社会的にはＥスポーツ選手のキャリアパスをどうするか。Ｅスポーツを極めることによって、社会のどんな分野に貢献できるのか。そこに解を見つけると、Ｅスポーツ選手の人生設計の助けになるでしょう。選手育成や大会運営を担うＥスポーツ協会と連携して、日本がＥスポーツ先進国に近づくために、やるべきことはたくさんあります。

日本Eスポーツ学会が今月22日に総会を開き、正式にスタートする模様です。世界の動向に比較すると停滞感漂う日本のＥスポーツですが、同学会の準備組織は既に国内カレッジ大会の運営に協力しており、実践的な組織として期待できそうです。
Googleサーチ:日本Eスポーツ学会
同学会の動向についても随時ご報告いたします。